(19) 現役の魚屋さんが贈る【魚の教科書】
皆さんこんにちは😃ナベっちFCです。
今回は【スーパーなどで陳列ケースに並ぶまで】をお贈りいたします。
★鮮魚の商品は漁獲された『鮮魚』と
乾燥させたり、調味を施し加工してある『塩干』、
そして冷凍されて流通される『冷凍魚』がある。
その中でも『鮮魚』の多くは、氷塩水処理を中心とした
鮮度管理技術が求められる。
また消費者が食卓に載せやすいように、
販売形態を変更しなくては売れません。
それをどのように変更しているか❓
ご紹介していきます。
【鮮魚加工の形態と呼び名】
❶丸魚の状態→ラウンド(サンマやアジ)
❷頭を付けたままエラと内臓を出す→エラハラ
(アジやイサキ、メバルなど)
❸頭を付けたままだけど、カマの部分まで包丁で裂いて
エラハラしている→セミドレス
★この状態で販売される事はほぼ無い。
❹頭をカットして内臓を出してある→ドレス(イワシなど)
❺三枚おろし→フィーレ(アジやサンマやイワシ)
❻三枚おろしを四つ割→ロイン(つばすの冊取り)
❼皮なし→スキンレス(タラやカレイなど)
❽ブロックにカット→チャンク(コロ)刺身用のもの
❾板状にしたもの→冊(刺身用のもの)
➓切身
このように加工されていきます。
これらの魚種も形態も違う魚に応じて
鮮度管理技術が求められます。
そして正しく加工されて陳列ケースに並ぶようになります。
次回は正しい鮮度管理技術をご紹介していきます。
お楽しみに〜