11 現役の魚屋さんが贈る【魚の教科書】

皆さんこんにちは😃ナベっちFCです。

今回は【蒸す】についてお贈りいたします。

 

【蒸す】とは何か❓

その仕組みは『蒸気を媒体として加熱すること』

そして蒸気とは『100℃を超えた気体となった水』です。

同じ水でも蒸気(蒸す)は水(煮る)とは違う特性があります。

 

その効果は

❶気体の水で加熱するので《加湿・保湿しながら加熱》できる。

❷保湿しながら加熱するので《旨味を逃がさない》

❸水よりも高温(1気圧で130℃前後)なので煮るより調理時間が早い

❹圧力で低温・高温となるので使い分けができる。

❺圧力をかけ蒸気加熱すると(味が染みやすく、柔らかく仕上がる)

 

他の加熱方法と組み合わせて、さまざまな効果を生む。

⑴蒸してから焼く、焼いてから蒸す(関東風うなぎ等)

⑵蒸してから煮る(早煮)、煮てから蒸す

⑶炒めてから蒸す(豚角煮)、炒めながら蒸す(チャンチャ焼き)

 蒸してから揚げる(柔らか唐揚げ)、揚げてから蒸す(余分な油を落とす)

 

このように【蒸す】にはさまざまな特性があります。

次回は【蒸す】の代表的な料理をご紹介します。

お楽しみに〜