12 現役の魚屋さんが贈る【魚の教科書】
皆さんこんにちは😃ナベっちFCです。
今回は【蒸す】の第二弾❗️
(酒蒸し・ホイル舟蒸し・チャンチャ焼き)についてお贈りいたします。
❶《酒蒸し》
『水蒸しと並び、最も手軽で早い蒸しものの代表格
⑴骨付きには切れ目を入れて熱の通りを良くさせる。
⑵薄塩を満遍なく当てて、しばらく置く。
貝類はそのままで。
⑶フライパンを中火にかけて、少量の酒を沸かし、魚を入れ、下5ミリが浸るくらいの
酒を注ぎ、蓋をして強火で加熱。
⑷切身で1分程度、干物で2分。
頭付きの丸魚で大きさにより3分〜5分(^.^)
⑸和洋中、いずれも調味OK🙆♂️
⑹酒蒸しにすれば臭みが分解されて抜け、保存性が高まる。
❷《ホイル舟蒸し》
大きさ自由自在、臭みがこもらず野菜たっぷりの蒸しもの
⑴魚はベタ塩(好みでコショウ)
丸魚は腹の中にも塩を
⑵アルミホイルを二重にして舟を作る
⑶お好みの野菜を刻んで塩ふりしておく
⑷舟に野菜を敷き魚を乗せて野菜で覆う。
★アルミホイルは閉じない
⑸フライパンに2センチほど湯を沸かし、舟を浮かべ蓋をして点火
⑹野菜がしんなりして、丸魚なら目玉が白く固まり
骨付き切身なら、骨から身が浮いたら完成。
❸《チャンチャ蒸し》
舟蒸しよりも更に手軽。野菜の水分で蒸し
⑴チャンチャのタレを作る
味噌をミリンで伸ばし、5ミリ程度に小口切りの長ネギを加える。
お好みで一味又は七味を加える。
⑵お好みの野菜を刻み塩ふりしておく。
⑶フライパンに野菜を敷き魚を乗せて野菜で覆う。
チャンチャのタレを適宜置いて、バターを中央に入れる
⑷野菜がしんなりしたら、全体をザックリほぐし混ぜて完成。
このように魚は本来、野菜と相性の良い具材です。
注意するところは決して、煮立たせない事。
グツグツ煮たりすると、細胞が開きどんどん旨味が逃げて
身がパサついていきます。
この魚の特性を知り、調理の仕組みを理解すると
あらゆる料理に応用できます。
そうなれば、
①時短になり
②美味しく作れ
③栄養バランス良く
④財布に優しくなれます。
次回は【揚げる】についてお贈りいたします。
お楽しみに〜