14 現役の魚屋さんが贈る【魚の教科書】

皆さんこんにちは😃ナベっちFCです。

今回は【唐揚げ・天ぷら・フライ】についてお贈りいたします。

 

❶【唐揚げ】

揚げ物の基本、油の量は少なくてもできる。

①魚に薄塩と酒少々を満遍なく当てて、しばらく置く

②ボウルで粉をまぶしてしばらく置く

   湿ったところで、もう一度粉をまぶす。《二段粉》

 ★一度の粉付けではベタッとした揚げ物になるので《二段粉》をします。

③油を張り中火で加熱

④170〜180℃で次々と揚げて新聞紙とペーパーを敷いたボウルに立てていく。

⑤油が少なくなったら適宜足すこと。(ケチらず使う😃)

⑥熱いうちに、長ネギを刻んでレモンミリン醤油など

 調味液にくぐらせても良い

⑦冷めたものをダシ醤油やミリン醤油で煮ても良い

 

❷【竜田揚げ】

①ボウルに味を見ながら、醤油、ミリン、酒の順で合わせる

 残った漬け汁は、1煮立ちさせれば、調味液を足して何度も使える

②魚を身割れしにくい縦に棒状に切り漬ける。

③身の角がベッコウ色になったら取り出す。

④片栗粉《二段粉》し、調味液に漬けて焦げやすいので

 温度調節しながら揚げる。

 ★パンに使う《ドライイースト》を入れるとふっくら揚がる。

⑤揚げ方は唐揚げと同様に

 

❸【天ぷら】

香ばしく揚げるには、衣の合わせと温度管理

①具材と粉、卵などの材料は必ず冷やす。

②ボウルに卵一個と水、氷2、3個をよく混ぜて冷たい“卵水”を作る

③薄力粉をザックリ混ぜながら加え、生地をドロッとさせる。

 (薄め過ぎない❗️注意‼️)

④揚げるのは必ず野菜から。魚はアクが出るので

⑤『琉球天』の場合は、衣に塩、昆布茶又はほんだしを加え

 衣を泡立て器でよく練る。下粉は付けない

 

❹【フライ】

①切身に薄塩を当てておく。酒は加えない

②ボウルに水と粉を合わせ、ドロッと溶く。

 下粉は付けない、卵は使わない

 ★卵は油をよく吸う。湿気も吸う。コゲの原因である。

③生地に切身を浸し、ボウルの縁で余分な生地をぬぐい落とし

 パン粉に埋めて軽く押し当てる。

④パン粉が焦げないように170℃程度で揚げる。

 ★油切りのコツは、油の表面で一旦手を止めて切る。

⑤付け合わせのキャベツや玉ねぎは、

 酢とミリン(レモン汁をお好みで)、粗挽きコショウを少々

⑥カキフライの時は、事前にカキに酒を振ると縮まない。

 

魚料理に限らず料理は仕組みです。

この仕組みが分かれば、どんな素材でも対応出来ます。

 

次回は【調味料の役割】についてお贈りいたします。

お楽しみに〜